対局のマナー考 ②
マナー考①に続き、対局中に 「それはどうよ?」と思った人のことを紹介。
1.バンバン空打ち。
指す前に、駒を猛烈な勢いで何度か打ち付ける。
加藤一二三九段にあやかってるんでしょうか?
2.指したいところに駒を置き、指を離さず考えだす。
まぁ、反則では無いし、実際に駒があれば考え易いのはわかりますが、
仮にも三段、四段の方がそれをするのは・・・
3.三手詰めの局面で10分くらい考える。
盤がひっくり返るの待ってるのでしょうか?
かなりの精神攻撃です。確かに時間制限は無いですが。
ちなみに、これも三段、四段の方です。
4.口三味線がひどい。
まだ20手位しか進んで無いのに、「もうあかん。」とか、「あぁ~、負けじゃ、この将棋。」等と、一手毎に言う。
もちろん、形勢に差はついてません。
5.こちらが駒を離す前に、もう次の手を指す。
早く指したい気持ちもわかりますが、ちょっとは落ち着いて・・・
と、まぁ軽く思い出しただけでも5例は挙げられます。
どれも、リアル対局ならではの体験。
タバコの煙は仕方無いとして(本当はタバコ嫌ですが)、これらの攻撃にも負けない精神力の修養が必要です。
最近は慣れ、上記の方を慈愛に満ちた眼差しで見守っています。
これだけ書くと、「なんだ、やっぱネット将棋の方がドライでいいね。」と思われるかもしれませんが、そんな事ありません!
リアル対局のメリットをマナー考③で。
将棋道場 対局日誌(05/07/24)
-------リーグ戦-------
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第1局:●:三段:先手
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流行のゴキゲン中飛車?
途中まで互角の形勢なのに、読み抜けから受け損なって、一気に負けにしました。
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第2局:○:四段:角落
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序盤で慎重に指し、優勢に。
上手相手だとそこからが大変なのですが、入玉模様を押し返し、なんとか勝ちきりました。
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第3局:○:三段:先手
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原始中飛車。 中央を受けきり、地下鉄飛車から左端攻め。
見事に決まって快勝。
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第4局:○:五段:飛落
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こちらも持久戦模様から、上手の隙を見て右端を破り、
一気に寄り形へ。
投了図の7二銀打は、上手も見逃した即詰みの順。
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第5局:○:四段:角落
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上手が右玉にするオリジナル戦法。
こういう上手相手のときは、自分のセンスが問われるので緊張します。
図の▲5三銀打が読みの入った自画自賛の名手。上手をうならせました。
同銀なら、▲同桂成、△同飛、▲6四銀で決まり。
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リーグ戦:9勝11敗
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と言うことで、駒落ち研究の成果出てきました。
星も大分押し戻せて良かった!
来週も頑張ります。
-------昇段手合い-------
さりげに一局。対四間飛車、3二銀型で4五歩突いてくる人、ほんとに多いです。
図は最終局面△6六歩からの詰めろをかけてきましたが、後手玉は即詰み。
相手の方は、詰めろだとは感じなかったそうです。局後に、詰みの部分をさんざん検討して納得してもらいました。 ( ̄へ ̄|||) ウーム
みなさんはどうでしょう?
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星取表(上が最新)
三段への昇段規定:13勝2敗以上で昇段
:相手:手合
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○:三段:先手(後手:四間飛車3二銀型)
●:三段:先手(相掛かり)
○:初段:後手(急戦相掛かり)
○:二段:振駒(後手:対四間飛車棒銀)
○:三段:平手先
●:一級:角落
○:三段:平手先
(昇段星取 5勝2敗)
(二段通算 7勝5敗)
将棋道場 対局日誌(05/07/23)
-------リーグ戦-------
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第1局:●:四段:角落
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途中までかなり優勢に進行しましたが・・・
寄せでミスって敗戦。
詰めろ逃れの詰めろがあるのを見逃し、泣きを見ました。
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第2局:●:五段:飛落
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右四間から攻めをつなげて図の局面。
ここでは▲5三金打はいかにも重く、敗着でした。
正着は4三歩成から3三桂成。4二金打でも有望でした。
第3局:●:五段:飛落
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図の局面から、痛恨のミス。
頭の中は、4八飛~4四銀だったのですが、指した手は4四銀!
3手先の局面を指してしまいました。当然飛車のタダ取り。
でも、マッタはしませんよ!最後は打歩詰だったので、総譜をアップします。
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第4局:○:二段:振り駒(私の後手)
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久々に筋違い角を見ました!
町道場では多いですね。二段の筋違い角なら楽勝。
マッタはするし、王手見逃しはするし、大変な相手でした。
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リーグ戦:5勝10敗
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と言うことで、駒落ち勝ててません・・・
寄せが甘く、今後の課題です。(>_<;)
駒落ち序盤で作戦負けがなかったのは良かったと思います。
飛車タダ取られは痛恨でしたが・・・
-------昇段手合い-------
さりげに一局。しかも負け(/_<。)
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星取表(上が最新)
三段への昇段規定:13勝2敗以上で昇段
:相手:手合
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●:三段:先手(相掛かり)
○:初段:後手(急戦相掛かり)
○:二段:振駒(後手:対四間飛車棒銀)
○:三段:平手先
●:一級:角落
○:三段:平手先
(昇段星取 4勝2敗)
(二段通算 6勝5敗)
対局のマナー考 ①
今年の春から神戸に赴任し、将棋道場に通うようになって3ヶ月。
ネットで将棋を覚えた私としては、盤駒使って、人と対面して指すのは初めての体験。
道場に行く前には、いろいろと対局のマナーなんかを調べました。
マナーや心構えのうち、私の心掛けているのは以下の通り。
1.玉を自陣に置く。取りあえず自陣に玉を置けば間違いない。
2.並べるときは、大橋流?で。
3.空打はしない。必要以上に大きな駒音もたてない。
4.持ち駒は順序良く見やすく並べる。
5.対局中は余計なことを言わない。
6.「待った」絶対にしない!
7.王手見逃しは、潔く投了。(幸いにも、まだありませんが・・・)
これらを心掛けていれば、迷惑をかけずに強くなれるはず!
盤駒使って指すのはネット対局では味わえない喜びがあります。
心地よく楽しむためにも、自分はこれらを心掛けながら対局していきたいと考えています。
道場ではなかなか困った人たちも居ますが、それは②で。
第46期 王位戦 第2局 佐藤棋聖2連勝!
第46期王位戦 第2局
封じ手は▲5五歩でした。
後手の飛車が使えないうちに、積極的に開戦という手でしょうか?
途中まで一本道の手順で進み、図の局面。
【第3図】失着?
この▲5八飛車で、一気に形勢を損ねてしまったように感じます。
△5四歩と鉄壁に受けられて、角が行き場を失いました。
羽生四冠に、何か見落としがあったのでしょうか?
私の目には、先に▲7四歩と打っておけば、寄せの足場になりそうな大きな一手になったと思うのですが。
△5四歩に▲7四歩では、手順前後の感があります。
その後、必死で手をつなげる羽生四冠の猛攻を冷静に佐藤棋聖が受けきり、王位戦2連勝を決めました。
【第4図】投了図
図からは小駒で切れない攻めが見えており、後手玉はむやみに広くなってしまったので戦意喪失というところでしょうか?
町道場なら、「まだまだこれから!」ってな局面ですが。。。
序盤は後手の動きを封じ、先手指しやすいように見えただけに、なぜ5八飛だったのかが気になります。
他に私のレベルではわからない敗着があるのか?
そもそも先手有利に見えたのは、実はそれほどでもなかったのか?
詳しくは、週間将棋を待ちたいと思います。
来週は棋聖戦最終局。
まだまだこの二人の対戦から目が離せません。
《神戸新聞社の棋譜速報ページ》
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