将棋世界 11月号
将棋世界2006年11月号
目次 《DSショップ》
リニューアルで、せっかく内容が良くなったと思ったら・・・
表紙がイマイチすぎなんだって!!!
もうちょっとほら、なんかやりようあるでしょ?
「陣屋事件を語る」の号の表紙なんて、メチャカッコよかったのに・・・
論より証拠、ここの表紙一覧 で確認するとですね、リニューアルを画策した8月号から明らかにおかしくなってます。
表紙は雑誌の売り上げを大きく左右する要素だと思っています。
もうちょっと大事にしてくれてもいいんじゃぁないかと。
と、表紙への苦言はこのぐらいにして、今月号の感想。
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渡辺明竜王インタビュー
棋譜並べについて、
「解説がないとわかりません。」
「消費時間が無いと見る気がしません。プロの将棋は難しいので。」
のコメントには、すごく意外&ビックリ。
その他、neuron1115 さんも熱い記事 を掲載しています。
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第47期王位戦七番勝負 第4~6局
第54期王座戦五番勝負 第2局
王位戦は、佐藤棋聖のインタビュー形式で解説が。
対局者の自戦記、あるいはこのようなインタビュー記事は実にいいですね。
王位戦とか、昨年であれば第4局は棋譜のみ掲載・・・ってな事がよくあったのですが、
最近はちゃんと記事にしてくれるようになりました。
アーカイブ的に本誌を使えるようになるんで、良いこっちゃです。
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糸谷流対振り飛車右玉戦法(前編)
実に面白い戦法を紹介しています。
個人的に、猛烈に興味を持ってしまいました・・・
次号では、対ゴキゲンの指し方を紹介してくれるそうです。
大注目です。
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千駄ヶ谷市場 先崎学
う~ん、全体的に良いんですが、一つだけ言わせてもらうと・・・
下位棋士にスポットを当てて欲しい。
順位戦C2でこんな勝負が。竜王戦降級の一番でこんなエピソードが。とか・・・
森内名人とか、一流棋士の情報は他のメディアからでもなんとなく知る事ができるんで。
河口さん対局日誌の時と比べちゃぁ、ダメですかね・・・
あと、先崎さん自身が一流棋士の自負があるんで、どうも俯瞰的な記事は期待できそうにありません。
書き手が違うんだから、あたりまえっちゃ当たり前なんですがねぇ。
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トップ 6棋士夢の競演!イメージと読みの将棋観
最後にこれ。
升田-大山戦の終盤の局面図で、竜王だけ一人「先手不利。」と断言。
他の5人は先手勝ちと判断してるのに・・・(x_x;)
その反面、羽生先生の読みに驚き。この企画、ほんとにいいですねぇ。
有利・不利を決断する材料・プロセスが、棋士によって差があるのを知る事ができる、貴重な記事だと思います。
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トピックスとして、4コマ漫画が半分になりました。
全然未練無いですが。。。
個人的には、近代将棋で連載してた(してる?)フトンさんの4コマが、素朴でいい感じだったので、選手トレードを・・・
最後の最後、くどいですが、来月号の表紙は工夫して下さいね!
「勝負の刻」の写真はかっこいいので・・・