白瀧あゆみ杯 決勝は上田vs坂東に | 30代からの将棋日記

白瀧あゆみ杯 決勝は上田vs坂東に

白瀧あゆみ杯争奪戦 U-20女流トーナメント


準決勝第2局  坂東 女流2級 ○-● 鈴木 女流初段

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日曜日、しかも夕方から中継してくれると言うことで、女流棋戦の初観戦。

女流-男性棋士の対局なら結構観戦してますが。


戦形は、後手居飛車穴熊模様に対し、先手藤井システム。

へぇ~。ちょっと予想外。コメント欄を見ると、準決勝第1局も同じ戦形だったとか。


なんか変な言い方ですが、こういう戦形になるあたり、プロっぽいですねぇ。



2006白瀧あゆみ杯準決勝 1図
【第1図】:藤井システム対居飛車穴熊


第1図は、3三歩と坂東女流が手裏剣を放ったところ。

局後の感想で島八段が、「指しすぎだと思いましたよ。」とコメントしていましたが、私が居飛車を持っていたとして、この歩の処置には困っちゃうと思います。

早指しですしね。観戦しながら、「やるなぁ~。」と思った一着です。


坂東女流、以降は積極的な差し回しで優勢に。



2006白瀧あゆみ杯準決勝 第2図
【第2図】:私には即詰みが見えた!(-_☆)


第2図は、▲3二金と張り付いた手に対し、鈴木女流が△3一歩と受けにならない手を指し、▲2二金、△同玉としたところ。

観戦してたときは、▲4四角以下詰んでいるので、坂東女流勝ちだなと思って台所を片付けに立ってました。


食器を一通り洗って戻ってくると、▲5三成銀、△3三金以下進行しててびっくり!w(゜ー゜;)w

手番を得た後手が飛車を取り、玉頭の成銀を飛車成で取り返した辺り、一瞬逆転したかと思いました。


ちなみに第2図のコメントで、「詰み形・・・」と控えめな表現だったのは、何か遠慮してたんでしょうか?

詰みと断言してなかったので、何か妙手の受けがあるのかと思って局後結構検討してました。

が、結局第2図で詰んでました。


2006白瀧あゆみ杯準決勝 第3図
【第3図】:玉頭に飛車を成り返ったが・・・


更新される前に私が考えた候補手は、第1感ノータイムの▲4二角。簡明に詰めろ。

で、第2候補として、▲3二金から詰むかどうかを考えていました。


果たして着手は(私の)第1感、▲4二角!

局後の私の検討では、第3図から▲3二金で簡明に詰んでました。

▲3二金、△同玉、▲4三銀、△2二玉に再度の▲3二金が決め手。

連続捨て駒の詰みなので、これで詰ますことができればカッコ良かったのですが・・・


一手違いなら詰めろの緩手で逆転なのですが、先手玉はすぐに寄らない形。

詰めろ逃れの詰めろも無し。

逆転のしようが無いほど差が開いていた為、事無きを得ました。(*´ο`*)=3


詰んでたり逃したりで、終盤はドキドキ・ハラハラの連続する女流早指し将棋。

次週の日曜日に決勝戦。たぶん仕事は無いはずなので、中継観戦を楽しみにしたいと思います。