王座戦 羽生が15連覇へ好スタート
第54期 王座戦 五番勝負
怒涛の15連覇へ向けて、羽生王座が好スタート!
もちろん、大山名人の名人連覇記録に比肩するものではないかもしれないけれど、やっぱり連続防衛の記録は素晴らしいと思うし、浪漫があると思うのです。
職場から帰宅したときには、ちょうど最終盤、羽生王座が決めに出たところでした。
▲1七銀には、一旦引いておいて、次の狙いは~などと考えていたら、△1四桂が!
見て、ひぇ~言っちゃいましたよ。そりゃ。
羽生王座が打ったのなら寄っているのでしょうが、▲1六銀、△2六桂、▲2七銀で、その後どうする?ってなものです。
こういう桂が拠点となって寄せるのは、玉頭戦では常に狙い筋なんですが、王手なんとか取り!で駒を取られるのが目に見えているだけに、猛烈に細い攻めに思えるからです。
予想通り、竜を自陣に引き付けて切らせにかかる佐藤棋聖。
羽生先生になったつもりで寄せを考えますが、結局私は私なので、どれもこれも切らされそう。
▲4九桂と粘りに来たところでは、まったくどう指せば良い物かと思案に暮れていたところ。。。
△8七銀成。
盤面は広く見なさいと言うことですね!羽生先生。
飛車を取る手は詰めろじゃないですか。
さすがに取らせるわけに行かないということで、唯一の逃げ場所▲5八飛に△4八金!
大駒の当たりを強くしての金打。
この直前まで、羽生王座が寄せをミスったと思いかけていたのですが、飛車・桂を取って攻めが続く格好に。
上部に逃げたいのに、その暇が先手玉にありません。
期待をかけた先手の反撃も、△8六角成でせかされ、間もなく佐藤棋聖が投了。
息詰まる終盤戦を、ライブで見れて実に幸せです。
こまめに中継してくれた、王座戦サイトのみなさん、お疲れ様でした!
そして、第1図の桂打から見事に寄せるとは。
羽生王座でなければ、絶対に逆転されていたように思います。
そして、森内名人が「しばらくは終わらない」 とお墨付きをくれた直後の終局だった事は、内緒です。
最後、第3図の局面で▲6二金はどうだった?のようなコメントを。
中継を見ている時は私もちょっと考えましたが、△同銀、▲7二桂成、△同玉、▲6二歩成、△同金、▲6三歩くらいの進行になるんでしょうか?
そこで△7三金と上がって切れてるように思うんですが、他にもっと有力な変化があるんでしょうか?
誰か教えてください! ( ̄ヘ ̄;)ウーン
次局は、王位戦第6局を陣屋で。
こちらは防衛リーチの一局。
本局のような熱戦が、週明け早々に期待できそうです!
いやぁ~、それにしても、全然PCの前から離れることが出来ませんでした・・・
o( _ _ )o~† パタッ